日々ちょい日記2 渋谷編

10年続けたきまぐれブログの続き。東京で編集者したり、革を縫ったり、ブロンプトンでポタリングしたり、たまに踊ったりする毎日。2016~2020年は谷根千エリアで暮らし、その後渋谷区に移りました。

恋い焦がれた1杯

ラーメンネタばっかりになってきた。んで、今日も結局平日の話。

 

私、一応編集者なんですが、いまの会社で働くようになってから、いわゆる制作会社、編プロさんにお仕事をお願いする形になり、自分で執筆することはほぼ皆無になってしまいました。ほんとは、インタビュー記事を書くのが好き。ほんとは、紙や刷色を選ぶのが好き。でも、そういうこととは無縁なまま14年目を迎えております(でも、今の仕事も好き)。

 

なんだけど、諸事情により先日取材に同席したインタビュー記事を実質自分でまとめることになり。やった! 楽しい〜 という反面、久しぶりすぎてちゃんとまとめるのか不安・・・・・・。

ということで、集中したいので今日は静かなコワーキングで作業しようと思い、朝からブロ助(brompton)を漕いで東新宿へ。

 

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12時間で100円の駐輪場

事前に調べて、私の大好きなドラクエやFFで有名なスクエニさんもはいっている「東京イーストサイドスクエア」の駐輪場に停めました。

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2ヶ月ぶりに乗ったら汚れが気になった

 

午前中集中したおかげでお昼には原稿完成。確認のため関係者に送り、さてランチ。

 

行き先はもう、昨日から決めていたのです。

 

話が遡るけど、私が普段働く飯田橋のオフィスから徒歩で片道およそ20分。水道橋にあった「麺一筋」という尾道ラーメンのお店が、すごく気に入っていた。見つけたきっかけは、2012年にブロンプトンで参加した「しまなみ海道」のサイクリング大会のため滞在した、尾道で食べたラーメン。東京でまたこの味に出会いたいと思って探して、たまたま会社から行きやすい場所にあったこの店に出会って、好きになったんだ。そんなに頻繁に行ってたわけじゃないけど、たまに気合を入れないといけない日には、ランチにここに行くのが楽しみだった。

昨年春、コロナ自粛でみんなリモートワークになり、週に1回オフィスに行くかどうか、という期間が続いていた。まだいろいろわかってなくて、みんな不安のなか過ごしていた。それが少しだけ落ち着いてきて、オフィスで仕事をした5月のとある日、久しぶりに「麺一筋」に行ってみたら・・・・・・店がなくなっていた。

この時期数々の好きなお店や思い入れのある施設の閉鎖のニュースを耳にして気が滅入っていたけど、そのなかでも自分的にショックが大きかった。もうあの味が食べられないなんて。。。

 

が、調べたら、実は横浜と新大塚にも店舗ができてたことを知り、機会があったら行ってみようとずっと思ってた。

今日は、気合が入った原稿を仕上げたら、新大塚店に行くって決めてたんだ。

昼間はかなりの猛暑だったので自転車ではなく電車(と徒歩)で移動。

お店を見つけて、券売機で迷わずいつも頼んでた「魂のラーメン」(750円)を注文。ランチタイムはハーフライスが無料です。

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新大塚駅からすぐのアクセスしやすい場所にある

 

水道橋店とのちがいは、店主さんの雰囲気。お父さんがつくって、お母さんが出す、みたいな。目の前にはなんだかウルトラマンとかのフィギュアが飾ってあり、店内はずっと演歌が流れています。

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魂のラーメン

店内は男性客ばかりで、女性は私だけ。ラーメンを運んできたお母さんが、やさしく「ご飯はどうする?」と聞いてくれる。ちょっとだけ食べたいとリクエスト。このアットホームな感じ、ええなあ。

衝撃の水道橋店閉店から1年以上たつので、魂のラーメン自体はもしかしたら2年ぶりくらいなのかもしれない。

めっちゃ正直にいうと、水道橋店とまったく同じ味ではないな、と思った(なにがだろうなあ)。でも、やっぱりこれが好きだ。食べてるあいだ、ずっと幸せな気持ちになる味なんだ。

また自分がんばったなあ、と労いたいときは、ここに来たいと思った。