日々ちょい日記2 渋谷編

10年続けたきまぐれブログの続き。東京で編集者したり、革を縫ったり、ブロンプトンでポタリングしたり、たまに踊ったりする毎日。2016~2020年は谷根千エリアで暮らし、その後渋谷区に移りました。

クラーナハ展@国立西洋美術館

土曜日の午後。

少し時間ができたので、

コルビジェの建築で

世界遺産として注目を集めている

国立西洋美術館に行ってきました。
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翌日が最終日だった「クラーナハ展」へ。

せっかく近くにいるあいだに

上野公園内の美術館・博物館を

制覇してやろうと思っております。

 

最初に行ったのは

上野の森美術館の「デトロイト美術館展」でした。

先週は東京国立博物館に行って、

立て続けに今度はこちら。

 

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思えば昨年は「大人の遠足」と称して

ひとりで千葉の田舎のほうの美術館まで

足を運んだりしていたな。

そう、私、美術館とか博物館、

けっこう好きなんです。

正直知識はないし、見たものも

詳細に覚えているわけではないけれど、

そこで過ごす時間が好きみたい。

 

クラーナハも恥ずかしながら知らなかったのだけど、

とっても美しい絵に引き込まれ、

近づいて繊細なタッチを観察してしまいました。

 

こういう、何百年も前の肖像画

宗教画を見ていると、

当時の人たちの暮らしや価値観

(身分の高い人に偏ってるのかもしれないが)

を垣間見れる気がして、

そういうのが私の興味をそそるのだと、

昨日友人に話していて気づきました。

やっぱりアウトプットって大事だね。

 

で、なかでも「サロメ」を題材にした絵が

なーんとなく気になっていたところで、

ちょうど書店で見かけたのが

原田マハさんの新刊「サロメ」。

いったん迷って買わずに帰ったのだけど

翌日結局買いました。

久しぶりに装丁に惚れて、

電子でも古本でもなく、

新品の単行本を買ったよ。

 

サロメ

サロメ

 

 

それで改めて思い出したんだけど

原田さんはもともと

美術館に勤務していたキュレーターなんですよね。

最近原田さんにはまりまくって

かつ美術館に頻繁に通ってやろうと企んでる私としては、

彼女が書いた美術鑑賞指南本なんか

もうぴったりというか、

いまの私のためにあるような本だよね。

次はこれを読もうと思っています。

印象派の良さがいまいちわからない私も

これで見方が変わるかもしれないですね。

 

 作家にはまるのは

ほんとに久しぶりです。

まだまだ読んでない原田さんの本が

たくさんあって嬉しい。

 

そうそう、お兄さんの原田宗徳さんは

高校~大学のころにエッセイの大ファンだった。

東京の知らない地名ばっかり出てきたのに

なぜかすごく面白くって、

久しぶりに読んだら

出てくる地名が(東京に住んでるので)

ぜんぶわかるようになってる自分が、

なんだか不思議な気がしたのでした。

話がそれすぎてしまいました。

 

東京困惑日記 (角川文庫)

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